井口腎泌尿器科 船堀

腎臓内科

診療内容

腎臓は体内毒素の排泄、貧血・骨代謝の調節、及び水分・電解質を維持する作用する大切な臓器です。
腎臓内科は腎臓疾患を専門とする診療科で、腎臓疾患が腎不全になる前に徹底予防することを心がけています。

イメージ画像

主な疾患

尿潜血(血尿)/たんぱく尿/腎炎/ネフローゼ症候群/腎不全/糖尿病性腎症/慢性腎臓病(CKD)

腎不全

健診で腎機能障害を指摘される方が増えています。腎臓の機能は一度失われると回復しない場合が多く、腎不全といわれる病態になります。腎不全には急激に腎臓の機能が低下する急性腎不全と数か月から数十年の長い年月をかけて腎臓の働きがゆっくりと悪くなる慢性腎不全があります。急性腎不全では適切な治療を行って腎臓の機能を悪化させた原因を取り除くことができれば、腎臓の機能が回復する可能性があり、多くの場合入院して治療を受けることになります。一方、慢性腎不全では腎不全の進行に伴って腎臓の機能が徐々に失われ、失われた腎機能が回復する見込みはほとんどありません。
腎不全は早期に治療を開始することで腎臓の機能低下を遅らせることが可能になってきておりますが、腎機能障害の初期は自覚症状がないため健診で初期段階の悪化を指摘されてもその後医療機関を受診しない方が少なくありません。腎機能が悪い状態が放置されると病気が進行し、貧血・むくみ・息切れ、不整脈などの症状が現れますが、これらの症状が自覚される頃にはすでに腎機能はかなり悪化し、場合によっては生命に関わります。
定期的に採血をすることで早期発見に努め、症状がなくても腎機能が悪いことがわかれば必ず医療機関を受診することをおすすめします。

糖尿病性腎症

糖尿病性腎症は糖尿病の慢性合併症の一つです。糖尿病を治療せずに放置していると、腎臓の機能が悪くなってしまい、極度に機能が低下してしまい腎不全の状態となった場合には人工透析を行わないといけません。できるだけ早期に発見し、食事療法、血糖・血圧・脂質コントロールをしっかり行い、腎臓の機能が低下してしまわないように努力する必要があります。